SEIGAKUIN UNIV Open Campus BLOG
8/22オープンキャンパス児童学科体験講義 [オープンキャンパス関連]
Posted Date:2009/08/26(Wed) 16:20
8月22日オープンキャンパス 児童学科体験講義
「絵本から考える児童福祉 障害を持つ子どもの保育」
絵本『さっちゃんのまほうのて』を読む田澤 薫先生
今回のオープンキャンパスで行われた児童学科の体験講義では、「絵本から考える児童福祉 障害を持つ子どもの保育」と題して児童学科の田澤薫先生が講義をしました。
先生が担当している児童福祉という授業は保育士の資格を取得する際、履修が必要となる科目です。児童福祉は子どもたちが自ら育っていこうとする“育ちの力”を支え、「子どもの幸せを考える領域」と田澤先生は位置づけています。では、児童福祉の観点から障害を持つ子どもの保育を考えたとき、どのようなことができるのでしょうか。
「障害を持つ子どもの幸せ」について考える例として田澤先生が読んでくださったのが『さっちゃんのまほうのて』(たばたせいいち、先天性四肢障害児父母の会のべあきこ しざわさよこ共同制作、偕成社)という絵本です。
さっちゃんは右手の指がありません。ある日、幼稚園でままごとあそびのお母さん役をやりたいと言うと、友達に「てのないおかあさんなんてへんだもん。」と言われ、落ち込んでしまいます。しかし、弟が生まれたことや、幼稚園の先生とのお話、お父さんの「さちこのてはまほうのてだね。」という励ましで立ち直ります。
さっちゃんは「てのないおかあさんなんてへんだもん。」という友だちの言葉で、初めて指がないことを自分のハンディキャップと認識します。しかし、幼稚園の先生はさっちゃんの手に対しては何も言わず、もうすぐ七夕まつりで劇をするから幼稚園においで、と優しく声をかけます。また、絵本の最後では、さっちゃんは友だちとジャングルジムに登って遊んでいます。指の無いさっちゃんがジャングルジムに登ることは危ないと考えることが普通でしょう。しかしながら、先生は左手できちんとジャングルジムを掴むことをさっちゃんに教え、危険だからと言ってジャングルジムに登らせない、ということはしませんでした。
さっちゃんを支える先生や両親の姿勢はまさしく、「子どもの育ちを支える」ものではないでしょうか。田澤先生は、この様に絵本の幼稚園の先生を含めたさっちゃんの回りの人たちの行動を読み解くことが、大切なことだと言っていました。
今回、この児童学科の体験講義に参加した方々の感想をご紹介いたします。
・障害者に対する心がけが参考になった
・子どもが好きなだけでは先生になれない
・障害児童福祉について少し学べました
・障害を持つ子どもについての話を聞いて、自分の考え方が変わった
このほかにも今回の体験講義について数多くの感想が多く寄せられました。参加された方々は障害を持った子どもという、今までおそらく考えたことのなかったテーマに対して「考えが変わった」「心がけが変わった」と感想を書いてくれました。
また、絵本を使った授業であったため、「内容が理解しやすかった」という方もいました。
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