SEIGAKUIN UNIV Open Campus BLOG
8/1 オープンキャンパス人間福祉学科体験講義 [オープンキャンパス関連]
8月1日オープンキャンパス 人間福祉学科体験講義
「かけがえのないものと地域福祉」 牛津 信忠先生
8月1日のオープンキャパス、人間福祉学科の体験講義では牛津先生が、「かけがえのないものと地域福祉」 という話をしてくださいました。
はじめに、牛津先生の紹介をしておきます。
【牛津 信忠(うしづ のぶただ)】
牛津先生は、「地域福祉論」「社会福祉原論」「人間福祉総論」などの講義を受け持っておられます。
では、さっそく講義の内容をご紹介します。
牛津先生は、まず人間福祉学科で学ぶべき福祉の根幹についてお話してくれました。
「福祉」とは、生きていきやすい社会をつくるための地域社会、生活の場を考えていくことであり、生活の問題を乗り越えていくためにはどうしたらいいかを考えるのが「社会福祉」です。
「人間福祉学科」では、高齢者、障害者をはじめとして、そこから人間全体の生活について、対象を広げて考えていきます。
聖学院大学の特徴でもある『面倒見のよい大学』・・・これは、何でもかんでもやってあげるということではなく、自分の持っている力を発見して自分自身が歩んでいけるように条件を作ってあげることであり、導いてやることでもあるのです。
「地域福祉」というものも、まさに社会の中の一人ひとりが自立していく条件を作っていくことであり、つまり、「公」と「私」の交じり合った「共」をつくりあげていくことなのです。
「かけがえないものを守る地域福祉」
「かけがえのないもの」とは、生活の中にある「命」であったり、「地方の言葉」、「絆」、「人間関係」であったりします。行政では守ることのできない、「地域社会」の中で守られるものなのです。
実態調査の中から、牛津先生が見たもの・・・
「地域福祉」の重要性を、「孤独死」を例に説明してくださいました。
例えば、「孤独死」を考えた場合、介護保険で介護がしっかりなされていないことが、結果として現れているのです。
公的な形だけでは「孤独死」をなくすことはできません。「地域社会」の中で、ともに連携を取り合い、支えあったり・・・、他人の生活、苦しみを自分のことのように考え、共によりよく前に進み寄っていくことが大切です。「虐待」についても同様です。「地域社会」の中でないと取り組めない問題なのです。
牛津先生が30年前に兵庫県の山間部で、一軒一軒回って実態調査をしていた時のことです。
ある家の玄関の扉が壊れており、中に入って見ると、犬の毛が散らばり、奥には無残な人の姿があったそうです。野犬の集団に襲われたのです。このように、一人暮らしの生活には常に危険が伴っているのです。
今後、注目される「地域福祉」
社会福祉法の中にも「地域の中の社会福祉」という項目があり、今まさに注目され、真剣に取り組まれるようになってきました。
聖学院大学でも、今まで「地域福祉」は2単位と小さい科目でしたが、今年度から「地域福祉論」は4単位を履修することになりました。
牛津先生は、「共に生き、共に支えあい、かけがえのないものを守っていく」のが「地域福祉」であると言っていました。
また、「公的に助け合い(公助)、共々に助け合い(共助)、自らを助ける(自助)」・・・「共助」を「地域福祉」という形で実現していくことの重要性を語っていました。
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