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聖学院大学提供│携帯小説「虹色プリズム」

虹色プリズム☆第4話 [第一章「蒼夏の頃」]

投稿日時:2008/07/24(木) 00:00rss

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◆虹色プリズム
├第一章 蒼夏の頃
└第4話
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「ま、とにかく無事に着いたことだし、めでたいということでビールで乾杯!ってやりたいとこなんだが、コホン、高校生という自覚を持ってだなあ、晩飯の支度にかかろうか」

 

 

黒木は部長らしく夕食の支度をするようにみんなに命じたが、どうも本人はその気ではないらしい。なにやら機材を探しているようだ。

 

 

「部長、そんなとこでごそごそやってないで、食糧を運ぶのぐらい手伝ってくれなくちゃ」

 

まだ1年生の春川は、部長の怠慢に文句を言った。

 

 

「ええ、俺にそんなことをやれってか」

「そうですよ、みんなでやるからこその合宿でしょ」

「しかし」

 

 

春川は食糧の入った段ボール箱を黒木部長に押し付けようとするが、黒木はいきなりその春川にカメラを向けた。

 

「な、なんですか、いったい」

 

カメラを向けられて驚く春川の前に月森が飛び込んだ。

 

 

「じゃーん、いよいよ、ロケハン、その夕食の準備でーす、いったい今夜はなにができるのかしら、それとも食べることができるのでしょうか」

 

春川はきょとんとしていた。

 

 

「何にも知らないでごじゃるか、うちのはなあ、メーキングの方が面白いって評判なんだ。もしかしたら今回はこっちを出品…」

 

七尾は始めて参加する春川に、黒木がメーキングビデオを造っていることを教えた。

 

 

「ちょっと待ってよ、それじゃあ私の脚本が下手だということなの」

 

「そんなことは言ってはないでごじゃるよ。でも脚本担当のおまえが真っ先にこうなんだから…」虹色プリズム第4話イラスト

 

「あら、そこ、そこ、そこよおお、ね、わかるでしょ、私はヒロインでもあるわけだしい」

 

 

 

黒木は呆れて、夕食準備の方へと足を向けた。

山荘の裏手にある深い森の中では、ふくろうが鳴いていた。ほおおお……


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